ほろすけブログ

ほろすけ的に「こうやって考えると楽になるかも」って考え方のご紹介☆

反面教師はあくまで教師!接し方として大事にしたい考え方

社会に出ると、実に様々なタイプの人と出会います。
・短気で怒りっぽい人
・温和で優しい人
・無口で一人を好む人
・陽気で常に明るい人
・頼れるリーダー性の高い人 等々

出会いの数が多いほど学べることも多く、また同様に
トラブルなんかも起こりやすく、時には巻き込まれてしまって
無駄に気に病んでしまうことも。


また、社会に出たての新入社員のうちなんかは、周りの上司や先輩方が
「年上」「上司」「先輩」であるというだけでもなんだか立派ですごく見えて、と同時に自分がちっぽけに思えたり。


そうかと思えば、すごいと思っていた人が人として信じられないくらい
嫌なことを言ったり意地悪をしたりして、理想を打ち砕かれショックを受ける。


若い頃はとにかくその繰り返しだったように思います。


その中でも、「特にクセの強い人」が存在します。


筆者は新入社員のころ、その会社の中でも有名なキング・オブ・クセの強い人が直属の上司にあたり、毎日毎日泣かされていました。


そのころは「自分がダメなせいだ」「生まれてきてごめんなさい」なんて辛い思いで真っ暗な表情で毎日仕事に行っていました。


その上司に対するストレスだけでなく、まだまだ甘えたい盛りで
新入社員になりたての自分は、その周りにいた人達に対しても
「自分はこんなに辛い思いをしていてそれをこの人達も知っているはずなのに
どうして”見てるだけ”で守ってくれないんだろう」と思っていました。


そんな疑問が更に「やっぱり自分がダメなせいなんだ」と精神的に追いやられ、「こんなんじゃ誰に相談しても説教されるだけだ、きっともっと辛くなるだけだ」と徐々に絶望の淵に追いやられていったのは今でもよく覚えています。


母の前で大号泣した日


新入社員で入った会社は実家から車で約4時間ほどの他県であり
社員寮に入ったため、入社と同時に実家からは出ていました。


それもあってか、5月病で実家がとにかく恋しくなり、
車で月に1度は実家に帰っていました。


その日も車で実家に帰り、会社に入って3ヶ月経ったか経たないかくらいの
タイミングでしたが、既に辛さの限界が来ていました。

 

それまで親の前で泣くなんていうことは、小学校に上がって物心がついたくらいの頃から既にほとんどありませんでしたが、その時ばかりはあまりにも辛すぎて、母の前で

「辞めたい、けど辞めたくない」
と言って大号泣しました。

 

自分を救ってくれた母のひと言


泣きながらも、心の中では
“きっと「何を言ってるの、もっと頑張りなさい」と言われるんだろう”と思っていましたが、それ以上にただただ辛さが抑えきれずひたすら泣いていました。


そんな自分に、母はひと言こう言いました。

 


「本当に無理になったら、辞めて帰ってきて良いんだよ」

 

と。


想定外のひと言だったため、尚更その言葉にスッと気持ちが軽くなったのをよく覚えています。


そのひと言に癒されて、ようやく少し落ち着きを取り戻し
「もう少しだけ頑張ってみる」とまた社員寮に帰っていきました。


辞めていいんだ、そんな自分でも母は温かく迎えてくれるんだ。


そんな思いに支えられて、そこからはその上司や周りの方との関係性も
少しましになっていったように思います。


気がつけば反面教師から学んでいた多くのこと


いま振り返っても、その時の自分の甘さももちろんありますが
それ以上にそのキング・オブ・クセの強い上司は
人間的にどうなんだ、と思う部分は正直多々あります。


むしろその時の自分を褒めてやりたいくらいに思ったのが、
「少しでも前向きになろう」と考えてつけていたノートです。


その上司を始めとする周りの人たちを反面教師として、
「自分がもし相手の立場になったらこうしよう」と
その日その日に学んだことを、前向きな捉え方に切り替えて
ノートに日々記していました。


「幸せになるために」を目的として。


”嫌い”という感情だけで片付けるにはあまりにも自分の時間がもったいない。
何かしら学んでやる、自分はあんな人間にならずに絶対幸せになってやる。


そんな想いが、当時の自分には既に本能的にわかっていたんだと思います。
反面教師との対峙は実にストレスのかかるものですが、
学ぼうと思えばいくらでも学びがある、ということに気づかせてもらいました。


今では、その方を始め多くの方が自分に色んな形で多くのことを教えてくれた、だからこそ今の自分の幸せがあるんだと知り、感謝すらできるようになりました。


(意地として繰り返しますが、今でもその上司のことは心の底から嫌いです^^;)


そんな自分も誰かの反面教師


筆者が何よりも自分に戒めていること…
それは、「人のこと何だかんだ言ってるけど、結局自分はどうなん?
というところです。


社会人になりたてのピュアな頃(笑)こそ、周りの大人から受ける
「自分がイメージしていた立派な大人とのギャップ」に
苦しめられる日々でしたが、今では自分もすっかり
そんな「反面教師の仲間入り」を果たしてしまいました。


最も、今は更にそれすら超えて、「とりあえず最低限人としてのルールやマナーだけ守って、あとは良い意味で自己中に考えて、幸せに生きられれば、ええやん」
なんて思うようになりました。


死にたいと思いながら生き続けた20代前半。
もしこのブログを読んでくださっている方で、筆者と同じように感じている方がいたら
これだけは断言させてください。


生きていれば必ず日の光が当たる瞬間が来る!!!


偉そうな言い方になってしまいますが、まだまだほんのちょっとでしかない
出会いの数とその出来事だけで、自分の輝かしい無限の可能性を
どうか見失わないでいただければ、と思います。