ほろすけブログ

ほろすけ的に「こうやって考えると楽になるかも」って考え方のご紹介☆

ふと思い出した失恋の話をちょっと語ってみる

こんばんは!ほろすけです。
かなり久々の投稿になってしまいました汗

 

なぜかふと数年前のこの時期に起きた失恋劇を思い出し
なんとなく語りたくなったので、勢いで書いています。
よろしければお付き合いくださいませ*

 

失恋で傷ついた心

傷ついたハート


当時、とあるホテルのレストランでアルバイトとしてサービスをしていました。


そこでは短期で2ヶ月のみ。
というのも、その2ヶ月半後にワーキングホリデーで海外へ行くことが決まっていたからでした。


そこで指導役としてついてくれたのは、当時大学生だった年上の男性。
仮にTさんと呼びましょう。


Tさんはその職場でバイトとして数年働いており、同僚や後輩には慕われ
上司や先輩からは可愛がられる、至って真面目で優しい感じの人でした。


周りからは、「あの人彼女いないしチャンスだよ!」
なんて言われることも。


しかし最初は既に海外へ行くことで頭がいっぱいだったため、特になんとも思っていませんでした。


ある時、仕事でミスして思わず泣いてしまったことがあり(なにぶん若かったもので…)
それがきっかけで連絡先を聞かれて交換し、仕事後に心配してメールを送ってくれました。


そこからはマメに連絡が来るようになり、恋愛体質で若かった私が
Tさんを好きになるまでに、そう時間はかかりませんでした。


それからというもの、シフトが被った時の仕事はまあ楽しかったものです。


入って1ヶ月経つころには、完全に彼にハマっていました。


しかし最初に述べた通り、あと少ししたら海外に長期で行くことが決まっていたため
あくまでその状況を楽しもう、くらいにしか思っていませんでした。


ところが。。。


何というタイミング。私が辞める間際くらいにTさんの誕生日があることを
他の人から偶然耳にしたのです。


しかもシフトも上手いこと被り、同じ時間に上がれるという…


告白するつもりはありませんでしたが、サプライズ好きな私は
どうしてもプレゼントは渡したいと思ったのです。

 

プレゼント

プレゼント


そうしてプレゼントを用意し、いざ迎えた誕生日当日。
まずは完全に知らないフリをしてバイトに行きました。


しかし意外だったのが、他の人が誰もTさんの誕生日に触れないこと。


あれだけ慕われてるし、なんといっても6年くらいはもう勤務しているとのことだったので
出勤するや否やもっと盛大にお祝いされるのかな、と思いきや
誰1人としておめでとうの言葉をかけないのです。


あれ?おかしいな??
思ってたのと違う…。

ホントに今日で合ってるよね???汗


なんて不安になるくらい、いつまで経っても誰も何も言わなかったのです。


私は内心言いたくて仕方ありませんでしたが、
用意してきた仕事終わりのサプライズのために
必死に我慢して知らないフリを貫いていました。


そうして誰から祝ってもらえることもなく、
心なしか時間が経つにつれ後ろ姿から漂ってくる哀愁…。


流石にちょっと可哀想になってきました。


ひょっとして、皆もなにかサプライズを用意していて
わざと忘れたフリしてる??


と思ったりもしたのですが…


どうやら本当に忘れられていた模様。


大分時間が経ったころに、Tさんと1番仲が良かった上司が現れ
ひと言お祝いの言葉をかけた瞬間、みんなようやく気がついて
一気に祝福ムードに。


やっと気づいてもらえたTさんは、嬉しいような虚しいような
なんとも言えない表情をしていました。


6年も働いていて、あれだけ仲が良くても誕生日には無関心になれるものなのか…
と疑問に思いながらも、私だけは忙しいフリをして、引き続きそのお祝いムードからは遠ざかっていました。


仕事が終わり、ほぼ同時刻に上がれることはわかっていたので
急いで先に着替えて出口で待ち伏せしていたところ
予定通りにTさん登場。私の姿を見るや否や全てを察したように
満面の笑みになり、職場を出て少し歩いたあたりで無事プレゼントも渡せました。


告白こそしなかったものの、そこから一気に距離が縮まり
Tさんからは毎日のようにこまめに連絡が来るように。


一緒に上がれる時は上がって、一緒に帰って。
かなり順調に親密になっているように思えました。


ちなみにTさんは、私があと数週間で海外に行くことは
入った当初から知っていました。


良い感じになったのも束の間、その職場でのバイトは終わり
いよいよ会える機会もなくなりました。


ただ、折角仲良くなったしということで、辞める前にデートの約束は取り付けていたので
その日を楽しみにしていました。


だったのです、が。

 

私が辞めた辺りからです。彼の様子が少しおかしくなったのは。

毎日のように来ていたメールはぱったり来なくなり、
デートの確認のためにこちらから連絡しても
嘘のようにそっけない態度。


正直あまりの変わりように、理解が追いつきませんでした。


それでも一応デートは決行され、車で家の近くまで迎えに来てくれて
プランは任せていいということで、言われた通り任せて行ったら
かなり王道のデートコース。


お洒落な街で買い物し、お洒落なイタリアンでディナー。
最後はサプライズで夜景。


機嫌も普通に良い感じでした。


あのメールのそっけなさはなんだったんだろう?
学業とバイトを両立しているから、疲れか何かだったんだろうか??
と不思議に思いながらも、とりあえずはその状況を楽しんではいたんですが…
やっぱりTさんの態度から、拭い切れない違和感が終始ありました。


サプライズで夜景を見に行ったタイミングで、流石にここらへんで
何かあるかな、と若干の期待もしつつ。
向こうから何もなくても、自分からタイミングを見て気持ちを伝えることも考えていました。


けれどその違和感が気持ち悪くて、結局お互い何も言わないままデートは終了。
家まで送ってくれた際、最後にプレゼントをくれて、海外渡航に向けてのこのひと言。

「海外から帰ってきてまた連絡取れそうだったら連絡して~」

…。


全くもって告白ムードでもなく、結局自分からも何も言えずそのまま一日は終わりました。
終始嬉しそうにニヤニヤ…ニコニコしてはいたものの、手をつなぐでもなく…


何だったんだろう、この一日は???
という疑問しか残りませんでした。

(ちなみにプレゼントの中身はお洒落なボールペンでした)


さて、出国まで残り1週間ほど。


実はそのモヤッとデートからまた3日後に、レストランのサービスと厨房全体で
定例の忘年会があることは前々から決まっていたので、もう会えるのはその日が本当に最後のチャンス。


散々悩みましたが、やっぱり気持ちは伝えておこうと改めて決意しました。


すごい緊張と共に迎えた、飲み会当日。


Tさんはその日遅番で、30分ほど遅れて参加してきました。

ちなみに周りの人には誰にも誕生日のことやデートの話は一切していません。
何回か一緒に帰るのを数人に見られたことはありましたが、特に誰も何も聞いてきませんでした。


遅れてきたTさんは私の隣に座り、デートに行ったことやちゃんと告白しようと
すごい緊張であまり顔も見れなかった私とは対照的に、何事もなかったかのように接してくるTさん。


一旦は飲み会を楽しみながらも、どういう流れで想いを伝えようか1人緊張しながら
ずっとそのことで頭がいっぱいでした。


このあと地獄に突き落とされるとは露知らず…。


そう。この飲み会こそ、人生でもワースト5に入るんじゃないかってくらい
当時の私にとっては打ちのめされた日だったのです。


Tさんが遅れて登場してから更に経つこと10数分。
1人のきれい系な女性が現れました。


周りの反応から察するに、大分前に辞めたらしき元同じバイトの人。
知ってる人も一部いて、でも大半は知らない、という雰囲気でした。


そしてその女性が現れるや否やTさんは立ち上がり、
顔を真っ赤にして周りにこう紹介しました。

 

 

「あ、彼女です。」

 

 

・・・・・・・・

 

 


はい???

 

 

何も知らない周りの人は持て囃し、
私ひとり誰にも知られずショックを受けていました。


何が起こったか一瞬理解できず、頭は真っ白。
変に悟られないよう適当なタイミングで一旦トイレに避難しました。


その時の衝撃は、数年経った今でもまだ覚えています。


まるで後頭部を石で殴られたかのような。


鏡を見ると顔面青ざめてる。
実際吐き気もする。


デート前からあった違和感の原因を、そこで全て悟った気がしました。


これは推測にしかなりませんが、恐らくデートに行くことが決まってから
その当日を迎えるまでに、Tさんはその彼女さんと付き合うことになっていた、
もしくはかなり良い感じのところまで進んでいたのでしょう。


早い話が同時進行で、結果私はその時点で切り捨てられていたんだと思います。


にも関わらず、変に律儀に約束は守ってデートには行く。
サプライズで夜景に連れて行く。
自分だけ終始気分良くニヤニヤしている。


拭い切れなかった違和感はこういうことか、と思いました。
正直、何とも馬鹿にされた気分です。
他に良い人ができたなら、変に期待させるんじゃなく
はっきり伝えてもらって、さっさと断って欲しかった。


誠実そうなところに好意を持ったのに。
それがないんだとわかった瞬間に、一緒に過ごした期間が短かっただけに
感情は一瞬にして冷めてしまいました。


しかし飲み会から逃げ出すわけにもいきません。
彼女登場からはずっとくっついて周りと楽しそうに話す後ろ姿を
遠くで見せつけられながら、苦痛と闘いながら平静を装ってなんとか乗り切りました。


もう一切話すことも近寄ることもせず。

そこから先はひたすら嫌悪感のみです。


ようやくお開きになり、Tさん含む二次会カラオケ組と帰宅組に分かれて解散。


一刻も早く家に帰りたかった私が、同じ方角の人達と
タクシーを呼ぼうとしていたところへTさんが近寄ってきて、
私に向かって「二次会に行かないの?なんで??」と不満げに言ってきました。


いや、馴れ馴れしくしないで。
もう仲良しでもなんでもないわ。


と嫌悪感を抑えながら、大した挨拶もせずTさんとのやりとりは終わりました。


今になって思うと、告白せず終いで良かった。
しばらく経って冷静になると、なんであんな人にハマっていたんだろうという疑問が湧いてきました。


タバコを吸うせいで真っ黒でボロボロの歯。
20代半ばにして既にかなり後退していた髪の毛。
ご飯を食べる時口を閉じない、クチャクチャ音を立てる、
変にキョロキョロ周りを見る不審な行動。

それでも恋は盲目、あばたもえくぼとはよく言ったもので
好きという気持ちが勝ってしまう怖さ。


しかも、書きながら思い出しましたが、この話にはまだ軽く続きがあって
このあと別の男性から更に人間不信に追い打ちをかけるような出来事がありました。


それはまた次回、お話させていただこうと思います。


失恋の打撃はこんな小さなものでさえ、数年経っても消えないものなんですね…

よく、相手の嫌いなところを10個以上挙げたら嫌いになれる、と言いますが
このTさんに関しては正(まさ)しくそれで、上記の内容からしてもやっぱり
「上手くいかなくて良かった、ありがとう」
と今では思える自分がいます。


若くて経験がないと、それでも良い、になってしまうんですよね。
ともあれ、楽しい時間を与えてもらったのも事実なので
そこは感謝したいと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございました*礼